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賄賂・汚職が蔓延するタイ警察の実態を見ると実はそんなに悪くない?

タイの裏情報

タイにかぎらず東南アジアの警察や公務員は、日本以上にお金などの賄賂がからむ汚職が浸透してしまっています。

しかしそんな社会文化には悪い面だけではなくいい面もあるのです。

 

タイは軍事政権というタイの基礎知識

タイの基礎知識ですが、タイは軍事政権です。

そのため、タイの軍部は警察よりも権力的には強いのです。

 

軍事政権前は警察に権力が集中

軍事政権前のタイでは警察の方が軍部よりも権力を持っていました。

 

みかじめ料を徴収するタイ警察

昔の日本では、夜のお店のトラブルのケツモチをするためにヤクザが夜のお店のみかじめ料を徴収していましたね。

タイでそのヤクザの役割をするのがタイ警察なのです。

 

タイ警察とタイマフィアの密接な関係

日本ではヤクザを取り締まるのは警察ですが、タイではマフィアと警察はものすごく親密な関係を築いています。

警察の手足となってバーなどからみかじめ料を徴収するのはタイマフィアの仕事なのです。

 

そしてその徴収したみかじめ料はタイ警察に渡されます。

みかじめ料の支払いを拒んだりする夜のお店は問答無用に手入れ⇒営業停止に追い込まれるのです。

 

タイ軍部の役割

よくタイでは「軍と警察ではどちらが強いのか?」という疑問がでますが、この答えは軍事政権なので軍となります。

それでは警察より軍と仲良くなればいいのかというとそうではないのです。

 

タイ軍部の役割は政権運営と公職の監視

タイ軍部の役割はあくまで政権運営と警察を含む公職の監視です(その他ソープ運営など・・・)

戦時中でもないかぎり、軍が街のパトロールにまわるなんてことはありませんよね?

 

民間レベルのトラブル解決はタイ警察の仕事

違法営業の飲食店やバーなどを取り締まるのはあくまで警察の仕事です。

手入れをするのも基本的には警察の仕事であり、その他不法入国などもタイ警察の仕事なので、普通にタイでビジネスを行う上ではタイ警察と仲良くなった方がメリットが多いのです。

 

大規模な手入れは軍と警察の合同チーム

麻薬や覚醒剤などがからむ大規模な手入れではタイ軍とタイ警察の合同チームが結成されて行われます。

まさにタイの権力を握る2トップの合同チームに目をつけられたらもう逃げ道はありません。

 

タイ警察の賄賂の実態

タイ警察の基本給は約20,000バーツ(約65,000円)~30,000バーツ(約100,000円)くらいらしいですが、なぜかものすごく優雅な暮らしが可能です。

その理由が、本業以外にたくさんの収入を得られるからなのです。

 

交通違反は正規の罰金ではなくその場で解決

例えばタイのビーチリゾートのパタヤでバイクのノーヘルで捕まった場合、若干の変動はありますが、400バーツをその場で支払えばわざわざ警察署で長時間待って罰金を収めるという作業をしなくてよくなります。

 

また、バンコクで右折禁止の場所を曲がって捕まった場合は1,000バーツ支払えば、警察官は笑顔で手を振って「お気を付けて~」と見逃してくれます。

 

 

バンコクは世界有数の渋滞大国であるため、罰金を収める警察署に到達するまでに数時間かかり、さらにそこで順番待ちで数時間かかります。

 

これらは正規の罰金ではないため、そのお金は警察官の懐にはいっています。

 

死刑レベルの覚醒剤で捕まった日本人がお金で執行猶予に

タイにかぎらず東南アジアでは覚醒剤などのドラッグで逮捕された場合、莫大な罰金と死刑もありえる非常に重い罪にとわれます。

 

これらの罪はテレビのニュースなどで一般に公開されてしまった場合は無理ですが、公開される前であれば10,000,000バーツ(約3,300万円)~で執行猶予に変できたという不思議な実例もあります。

 

一般人には到底準備できるお金ではありませんが、お金持ちは死ぬよりはマシという気持ちなのでしょう。

 

警察が夜のお店に行くと飲み代タダ

警察が私服でゴーゴーバーなどに飲みに行くと、飲み代がタダになることが多々あります。

一応パトロール名目らしいですが、あきらかに遊んでます(笑)

 

万が一賄賂をがばれたらさらに重罪に

タイは賄賂社会ですが、最近はその賄賂を厳しく取り締まるようになってきました。

以前ドラッグで捕まった日本人を助けるためにお金を警察署に持って行った日本人がさらに逮捕されてしまったというニュースがありましたが、タイでも一応賄賂は禁止されています。

 

賄賂がばれるのは天文学的確率

しかし、賄賂がばれることは天文学的な確率であるため、私たちが普通に生活、ビジネスをしている程度で渡す賄賂ではばれることはほとんどありません。

 

というのも、賄賂がなくなってしまった場合、タイの偉い役職者たちは大きく生活レベルを落とす必要がでてくるので、そう簡単に賄賂制度をなくすことはしないでしょう。

 

ビジネスレベルのある程度高額の賄賂を渡すにはコネも必要

ここまで書くとタイではなんでも簡単に賄賂で解決できると思うかもしれませんが、ビジネスレベルの許可申請などで必要になる賄賂や、すこし高額な賄賂になってくるとある程度のコネがなければ逆に痛い目を見ることになってしまいます。

 

各地域の警察署長以上のコネがあれば安心

何のコネもなく警察署に行って「この仕事の許可が欲しい、これは賄賂です」とお金を渡してしまえばきっとあなたは逮捕されることになるでしょう。

 

タイで平和にビジネスをしたいのであれば警察にコネ(署長以上のコネ)を持つ人に頼むのが最も確実な方法です。